Shige's review

ケチな人間の製品レビューブログです。

HX EFFECTS(HELIX、HX STOMP)のスナップショットについて 勘違いしていたこと、使い方など

◯はじめに
 HX EFFECTSを約10ヶ月使って分かった、スナップショットのことについて述べていきます。便利な機能なのですが、最初は使い方がよく分からず四苦八苦したので、もしスナップショットの使い方で悩んでる人や、これからLINE 6のスナップショットが使える機材を使おうとしている人の参考になればと思います。

◯スナップショットとは
 ネットで取説を見ると、タコの絵が沢山書いてあって、タコたちがメモリー内の複数のエフェクト操作を一気にしてくれるイメージのもの、ということです。具体的にはどのエフェクターをオンオフするか、そしてエフェクター内のパラメータの設定を、瞬時に切り替えできます。
 メモリーを切り替えればいいじゃないか、という人もいると思いますが、メモリーの切り替えには音切れが付きものです。スナップショットには音切れが一切ありません。それにメモリーの数は無限ではありません。スナップショットを使う事で、より多くの音を保存できます。

◯注意点 考え方
 スナップショットは4つまで設定できて(HELIXは8つ、HX STOMPは3つ)、メモリーを呼び出すと、必ず4つのうち、いずれかのスナップショットが選ばれた状態になっています。ここがスナップショットのミソだと個人的には思います。自分は誤解していて、単純に4つの設定を呼び出す物だと思っていました。なので、ストンプモードでスナップショットを4つ使いたいときは、6つのフットスイッチのうち4つ使う事になると思っていました。でも実際には違っていて、例えば、スナップショット2にするフットスイッチは、押すとスナップショット2になるので、そのフットスイッチはスナップショット2以外に設定します。(一応スナップショット2にも設定できますが、赤のランプが点灯します。)
 ということで、基本的にスナップショットのフットスイッチの数は、4つは不要で、もしスナップショットの流れが一定なら、スナップショット変更のフットスイッチは1つでいいのです。このことを自分は誤解していて、その誤解のせいで、スナップショットを理解するのに結構時間がかかってしまったように思います。

◯自分が変更した設定

 スナップショットを使うときに便利な設定を紹介します。

・ Snpsht Edits(Global Settings > Preferences)
 「Recall」→ 「Discrd」
 この設定にすると、例えばスナップショット1の状態にディレイを加えて(保存せずに)、スナップショット2に移動して、またスナップショット1に戻ると、ディレイを加えてないスナップショット1の状態になります。

・ Stomp Select(Global Settings > Switches)
  「Both」→ 「Touch」
 ストンプモードでスナップショットの変更をフットスイッチに割り当てると、ディスプレイには、変更するスナップショット名が表示されます。設定が「Both」の場合、フットスイッチを踏む事と触れる事で、そのフットスイッチが選択されます。もしそれがスナップショット変更のスイッチだと、ディスプレイ表示が変更するスナップショット名から、「Snapshot」という表示になり、どのスナップショットに変更されるのか分からなくなってしまいます。       
 設定を「Touch」に変更することで、踏む事ではフットスイッチが選択されなくなり、ディスプレイ表示が切替わらなくなります。選択するにはフットスイッチに触れます。

◯まとめ
 自分がスナップショットで分かり辛かった部分や、便利になる設定を挙げてみました。自分はストンプモードでフットスイッチにスナップショットを割り当てることすら、よく分からずテンパったので、難しいエフェクターだと思います。スナップショットで行き詰まっている、誰かの役に立てれば幸いです。