Shige's review

ケチな人間の製品レビューブログです。

HX EFFECTS(HELIX、HX STOMP)のスナップショットについて 勘違いしていたこと、使い方など

◯はじめに
 HX EFFECTSを約10ヶ月使って分かった、スナップショットのことについて述べていきます。便利な機能なのですが、最初は使い方がよく分からず四苦八苦したので、もしスナップショットの使い方で悩んでる人や、これからLINE 6のスナップショットが使える機材を使おうとしている人の参考になればと思います。

◯スナップショットとは
 ネットで取説を見ると、タコの絵が沢山書いてあって、タコたちがメモリー内の複数のエフェクト操作を一気にしてくれるイメージのもの、ということです。具体的にはどのエフェクターをオンオフするか、そしてエフェクター内のパラメータの設定を、瞬時に切り替えできます。
 メモリーを切り替えればいいじゃないか、という人もいると思いますが、メモリーの切り替えには音切れが付きものです。スナップショットには音切れが一切ありません。それにメモリーの数は無限ではありません。スナップショットを使う事で、より多くの音を保存できます。

◯注意点 考え方
 スナップショットは4つまで設定できて(HELIXは8つ、HX STOMPは3つ)、メモリーを呼び出すと、必ず4つのうち、いずれかのスナップショットが選ばれた状態になっています。ここがスナップショットのミソだと個人的には思います。自分は誤解していて、単純に4つの設定を呼び出す物だと思っていました。なので、ストンプモードでスナップショットを4つ使いたいときは、6つのフットスイッチのうち4つ使う事になると思っていました。でも実際には違っていて、例えば、スナップショット2にするフットスイッチは、押すとスナップショット2になるので、そのフットスイッチはスナップショット2以外に設定します。(一応スナップショット2にも設定できますが、赤のランプが点灯します。)
 ということで、基本的にスナップショットのフットスイッチの数は、4つは不要で、もしスナップショットの流れが一定なら、スナップショット変更のフットスイッチは1つでいいのです。このことを自分は誤解していて、その誤解のせいで、スナップショットを理解するのに結構時間がかかってしまったように思います。

◯自分が変更した設定

 スナップショットを使うときに便利な設定を紹介します。

・ Snpsht Edits(Global Settings > Preferences)
 「Recall」→ 「Discrd」
 この設定にすると、例えばスナップショット1の状態にディレイを加えて(保存せずに)、スナップショット2に移動して、またスナップショット1に戻ると、ディレイを加えてないスナップショット1の状態になります。

・ Stomp Select(Global Settings > Switches)
  「Both」→ 「Touch」
 ストンプモードでスナップショットの変更をフットスイッチに割り当てると、ディスプレイには、変更するスナップショット名が表示されます。設定が「Both」の場合、フットスイッチを踏む事と触れる事で、そのフットスイッチが選択されます。もしそれがスナップショット変更のスイッチだと、ディスプレイ表示が変更するスナップショット名から、「Snapshot」という表示になり、どのスナップショットに変更されるのか分からなくなってしまいます。       
 設定を「Touch」に変更することで、踏む事ではフットスイッチが選択されなくなり、ディスプレイ表示が切替わらなくなります。選択するにはフットスイッチに触れます。

◯まとめ
 自分がスナップショットで分かり辛かった部分や、便利になる設定を挙げてみました。自分はストンプモードでフットスイッチにスナップショットを割り当てることすら、よく分からずテンパったので、難しいエフェクターだと思います。スナップショットで行き詰まっている、誰かの役に立てれば幸いです。

祝!教科書検定合格!中学歴史 不合格教科書レビュー

◯はじめに

 竹田恒泰先生が作っている中学歴史教科書ですが、先日6年という長い年月を経て、ついに教科書検定合格となりました。なかなか合格できずにいましたが、不合格でも一般に発売するという、斬新な手法をとっていました。それによって、どんな教科書なのか気になる人は読むことができるし、竹田先生は次の検定に向けての資金を得ることができるという、凄いアイデアだと思います。

 ということで、自分が購入した令和3年板のもののレビューをしたいと思います。ちなみにこの本の後にも完結版というのが発売されていますが、その本は読んでいません。

 

 

◯中身の概要

1.歴史の流れが分かる

 中学の歴史教科書ということですが、現在使われている教科書とは全く性質の異なるものです。今の教科書が手元にある訳ではないのですが、自分の記憶を辿ると、歴史の教科書は何年にどんな出来事があったかを淡々と書いてあって、それを暗記することでテストの点数が取れるという感じでした。自分は暗記するのが大の苦手でした。ただ、物語としてなら記憶できると思って、教科書を読んでみると、何があったかざっくりとは書いてあるのですが、どの様な経緯でそうなったかが分からず、結局覚えられず、テストの点数も悪く、嫌いになるといった具合でした。

 例えば、第二次世界大戦がどのようにして起こったのかが分からない。なぜ日本がアメリカと戦争したかが分からない、ということが自分にはありました。日本が侵略したということは書いてありましたが、じゃあ何故侵略することになったのか?その答えは書いてなかったはずです。大人になっても、ずっと疑問に思っていたからです。

 この教科書では、そのような疑問が起きないように書かれています。歴史の流れが追えるので、物語として成立しており、これなら覚えられただろうなという想像ができました。日本だけではなく、世界の状況まで書いてあるので、より理解しやすいですし、世界史の勉強にもなると思いました。

 

2.日本の良かった事が書かれている

 それと自分が学んだ教科書は日本の、良いところが全く書かれていなかった様に思います。その反面この教科書は、日本の良かった点が細く書かれています。そういう事が書いてあると、やはり読んでいて楽しいものです。ただ、反省すべき点もしっかりと書いてあるので、今後の教訓としても活かせるようになっていると思います。

 

3.内容量が多い

 この教科書は500ページ近くあって、歴史の教科書としてかなりレベルが高いものになっています。竹田先生曰く、成績トップの高校の受験に通用するとのことです。大人が読んでもしっかり勉強できます。

 

◯まとめ

 戦後から現在に至る、自虐的な教科書で育った自分としては、もし、この教科書で中学校の勉強ができていたら、人生変わっていたかもしれないなと思います。30過ぎてからでも、ネットで日米戦争、大東亜戦争のことを学んで、日本の見方が変わりました。そして生き方も変わりました。愛する家族もできました。国を愛する事は大切な事です。その邪魔をする左翼に負けず、教科書として合格した竹田先生は本当に凄いと思います。改めて、祝意を表したいと思います。

 そして、そんな教科書が合格できる様に、制度を作った、故、安倍元総理にも感謝の意を表します。竹田先生の今後のご活躍、そして、これからの日本の明るい未来を願います。

ぼっち・ざ・ろっく!について語る

◯はじめに

 今回はアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」について語ります。ネタバレはないので、どんな作品か気になる人はよかったら読んでみてください。

 

◯ハマったきっかけ

 ギタリストなら「ぼっち・ざ・ろっく!」というアニメを見たことはないにしてでも、聞いたことはある、という人は結構いると思います。自分も先月まではその一人でした。でも「ぼっち・ざ・ろっく!」にどっぷりハマっていきました。そのきっかけはYouTubeのおすすめに上がってきたこの動画でした。

youtu.be

 この動画は直接「ぼっち・ざ・ろっく」に関係ないのですが、昔この曲のアニメ動画(演奏部分のみの動画)をよく見てたな、とか、バンド演奏のレベル高いなとか思いながら、コメント欄を見ていたら「青春コンプレックス」というワードがあって、なんか気になって調べていったらいつの間にか沼にはまった様です。

 

◯ぼっち・ざ・ろっくの音楽の魅力

 これも最初は多分上に載せたYouTubeのバンド、「Replays」のカバーがきっかけで、いいなーと思って、元の曲聴いたら、これも半端なくよくて、そこから徐々にハマっていくことになりました。元々ギターロックが好きで、正直キーボードなんて邪魔ぐらいに思う程のギターロック好きなので、近年そんな音楽なんてほとんど見られないこの時代に、バリバリギターが主役の曲がここまで伸びてくるというのも、熱くなりました。ハマるきっかけの曲です↓

youtu.be

︎ ◯ぼっち・ざ・ろっく本編の魅力

 音楽から入って、物語が気になりました。自分は元々アニメはそこまで見ないので、サブスクも入ってないので、某サブスクに登録して無料期間中に見たのですが、これまた最高に面白かったです。ギャグ要素もありながら、真面目な場面もあり、笑いながら、感動もできて、最高のバラエティーだと思います。主人公の後藤ひとりが、覚醒して演奏するシーンはいつも圧巻で、感動して泣いたりもしました。ここまで感動できるのは、映像と音楽が合ってるからだと思います。制作陣営の力量もすごいものがあります。

 それと登場人物の人格が素晴らしいのもいいです。ひとりぼっちで控えめな主人公に優しく、面白おかしく接する所は自分も見習わないといけないと思います。

 

◯サブコンテンツの魅力

 ここまで本編が面白いと、声優さんはどんな人なんだろうという所まで気になり始めました。YouTubeに、「ぼっち・ざ・らじお!」というのがあり、これは「ぼっち・ざ・ろっく!」の声優さんによるラジオ動画なのですが、これがまた面白い。主人公役の青山さんは、ぼっちに共通するような部分もあって、だから演技もいいのだと思いました。

 それとギター初心者の青山さんが主人公同様ギターを弾ける様になろうという企画の、「ギターヒーローへの道」も面白いです。回を追う毎に、ギターが上達していって、ギターをこれから始めてみたい人にもかなり参考になるのではないかと思います。

 

◯まとめ

 本編アニメは一応終わっているのですが、「ぼっち・ざ・らじお!」は好評なのか、まだ続いているし、この後映画もあるようなので、かなりのヒット作です。ここまで話題になっているのには、この面白さがベースにあるからなのだと確信しています。最終回の学校祭の演奏シーンは何回見ても泣けました。間違いなく自分の中のNo. 1アニメです。気になった人は是非見てみて欲しいと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

HX EFFECTS 8ヶ月使用レビュー 良かった点、悪かった点

 前回記事から随分と時間が経ちました。前回の続きで、かぶる点もあるかもしれませんが、HX EFFECTSについて結構分かってきたと思うので、改めてレビューしたいと思います。良かった点から。

 

⚪︎良かった点1、モジュレーション、空間系の良さ

 モジュレーション、空間系の音の良さは抜群です。エフェクトの種類も豊富ですし、飛び道具系も使えるものが多いと思います。

 

⚪︎良かった点2、センドリターンが2つ

 外部から取り込めるセンドリターンが2系統付いています。自分の好きなエフェクターがあれば2つまでなら問題なくHX EFFECTS内に取り込めます。接続順も自由です。繋いだエフェクターの音やせ問題も、個人的にはないと思います。

 

⚪︎良かった点3、スナップショット

 HX EFFECTSにはスナップショットという機能があり、これを使うことで、複数のエフェクトを自由に同時に切り替えることができます。バリバリのディストーションからクリーンのコーラスにも当然切り替えられます。音切れも全くありません。

 スナップショットに関しては、こちらで少し細かく説明しました↓

 

⚪︎良かった点4、同時使用エフェクト数

 同時に使用できるエフェクトが9つと結構多いです。しかもエフェクトの種類(歪み系、モジュレーション系など)関係なく、複数使用できます。同じエフェクトを同時に使うこともできます。9個もあれば大体一曲に収まるので、一つのメモリーで解決できます。但し、DSP能力の範囲内で、ということで、エフェクトによってはDSPの負荷が大きいものがあり、そういものは、いくつも使用できない、ということには注意です。

 

⚪︎良かった点5、ストンプモードが万能

 HX EFFECTSもそうですが、大体のマルチエフェクターには、メモリーを切り替えて音を変えるメモリーモードと、メモリー内のエフェクトを切り替えるストンプモードがあります。ストンプモードだと、コンパクトエフェクターを並べて使うのと同様の操作感になるので、複数のエフェクトを同時に切り替えるのはやり辛いです。そういう場合はメモリーモードを使って、違うメモリーを呼び出す訳です。ストンプモードはあくまで音作りするモードで、演奏するときはメモリーモードで使うという人も多いのではないでしょうか。しかし、このHX EFFECTSには前述のスナップショットがあるので、ストンプモードでもスナップショットを使ってエフェクトを複数切り替えられますし、さらにはメモリーの切り替えもできます。メモリー切り替えの際は音切れしても問題ない所でやる必要はありますが、スナップショットもあるので、工夫すれば大体解決できると思います。

 

では、悪かった点です。

×悪かった点1、歪み系の音

歪み系の音は、良くも悪くもデジタルHi-Fiという感じで、小さい音で一人で練習するにはそこまで気になりませんが、バンドで大きな音で合わせると、どうもデジタル感が出て、高音がキツい感じになります。自分は自前の真空管アンプを使っているので、尚更なのかもしれません。

ちなみに以前のデジテックのマルチのレビューでデジタル感が気にならないと述べたのですが、その時はスタジオのトランジスタアンプだったからかもしれません。

soregs.hatenablog.com

 

×悪かった点2、センドリターンの数が少ない

前述の歪み系の弱点を克服する手っ取り早い方法は、歪みはコンパクトエフェクターを使うことなのですが、そうすると、2つでは足りなくなってしまいます。自分の現在のボードが↓(写真)

なのですが、歪み系のコンパクトが4つです。手前2つ(MXRとOD-3)がセンドリターン1、奥側2つがセンドリターン2に接続しています。手前はまだ踏みやすいですが、奥側は踏み辛いです。奥の2つの切り替えが必要なときは、別途切り替えスイッチを用意したい所です。センドリターンが3つあれば、、、と思ってしまいます。

 

×悪かった点3、スナップショットの数が少ない

 スナップショットは非常に便利な機能ですが一つのメモリーに4つまでです。何も考えずにスナップショットを使って音を切り替えると、4つはすぐに埋まります。なるべくスナップショットに頼らないように工夫しながら作っていますが、結構悩みます。メモリーはあまり使いたくないというのもあります。でも泣く泣く違うメモリーを使った曲もあります。なので、、、(次の項目に続く)

 

×悪かった点4、音作りに時間がかかりがち

 複雑な曲は、悩むし時間もかかります。現場での変更対応もし辛いし、あまりやったことがないし、やりたくてもやる気が起きず、次回練習までの宿題にしてます。自分の場合はゆるいバンド活動なのでいいですが、これが、ライブ前のリハで修正するとなると、キツいんじゃないかと思います。

 

・まとめ

 悪い所を含めても、自分にとっては最強のマルチエフェクターだと思います。お気に入りのアンプと歪みエフェクターを持っているなら、かなりいい物じゃないかなと思います。ただ、万能ではないので色々工夫がいりますし、マルチ初心者には厳しいかなと思いました。

HX EFFECTS購入 M9からの買い替え理由 MS-3との比較など

今回はレビューと言うより雑談みたいな感じで、HX  EFFECTSを購入した理由を述べていきます。

 

自分はゆるくバンド活動をしています。色々な曲をコピーして、みんなで合わせて楽しむだけで、ライブをやるわけでもありません。ただジャンルも特に決まっておらず、そのときやりたい曲をやるスタイルなので、色々な音が出せるように対応する必要があり、自分は前からマルチエフェクターを使用していました。ちなみに前はM9を使用していました。M9に関しては前回レビューしています。

 

soregs.hatenablog.com

 

買い替えた理由は前記事でもチラッと述べていますが、音の変化について行けなかったからです。とある曲のギターソロ部分で、オーバードライブからファズになってそこから1オクターブ高い音が重なり、その後オーバードライブに戻ったと思ったらすぐにコーラスが追加されて、そのすぐ後にクリーンのコーラスで歌が始まる、というのがあって、この変化をしたいと思うと、必ずスイッチ2個同時押しが必要になるし、踏み方も複雑で、演奏どころではないということになって、色々と悩みました。M9はMIDIにも対応しているので、MIDIコントローラーを買おうか、とか他にも悩んでいました。でもMIDIのスイッチャーにもなると、また値段も跳ね上がりますし、その割にはこのM9を使っている限り、そんな便利にはならないし、と悩んだ結果がHX EFFECTSでした。

 

決め手となったのは外部のエフェクトループが2つあって、しかも繋ぎ順もそれぞれ自由に変えらるということ。拡張性があっていいなと思いました。実は前からBOSSのMS-3というスイッチャー型のマルチエフェクターが気になっていたのですが、これはボツになりました。MS-3にはエフェクトループが3つあるのですが、3つの接続順は独立して変えられません。例えばエフェクトループの1番にはオーバードライブ、2番にはリバーブを繋げていたとして、その2つのエフェクターの間にマルチ内のディレイをかけようとしても、それはできません。3つのエフェクトループの順番は必ず隣り合わせになるのです。HX EFFECTSであればそれが可能になります。しかも、どうしても外部のエフェクターを3つ繋げたければ、1つのエフェクトループに直列にエフェクターを繋いでしまえば、踏みかえは多少複雑になりますが、MSー3と同じことができるのです。

 

後は音。MS-3はデモ演奏動画を見ても、なんかBOSSの音っていうのが出てて、何となく微妙な感じがしていました。LINE6はLINE6で、それっぽい音はするのですが、個人的にそれは嫌な感じではありません。これは完全に個人の好みになってしまいますが。

 

そういうことでHX EFFECTSを購入してしまいました。買って4ヶ月ほど経ちましたが、まだまだ勉強中という感じです。複雑なエフェクトの切替をするときはスナップショットが肝になってくるのですが、これがまた当初の予想とは違ったもので、いい意味でも期待を裏切られて、なるほど、便利なものだと思ったりもしました。その辺の細かいことはまた後日にしたいと思います。では今回はこの辺で。

LINE6マルチエフェクター M9 使用レビュー 良かった点、悪かった点、オススメできる人

LINE6 M9を購入して3年ほど経ちました。先日HX EFFECTSを購入したので、交換と言うことで、もう使うことはないと思いますが、これまで使ってきた感想、良かった点と悪かった点を述べていきたいと思います。

 

⚪︎良かった点1:マルチエフェクターなのにコンパクトエフェクターの様に操作できる

 このM9はこれまでいくつか使ってきたマルチエフェクターの中で操作が一番分かり易かったと思います。ほとんどコンパクトエフェクターのような感じでエフェクターを設定できます。しかもオートセーブなので、わざわざ保存ボタンを押さなくてもいいという。他のマルチを使っていて、セーブせずに他の音に移動して、今いじっていた音の設定がパーになってしまったことが幾度となく繰り返されてしまうのですが、このM9はオートセーブなので、その心配は完全にありませんでした。これには感動で、本当にこれ、マルチなの?と思うくらいコンパクトエフェクターの様な感じでした。ちなみに一応マニュアルセーブにもできます。

 

⚪︎良かった点2:フットスイッチ縦方向はエフェクター切替なのが絶妙

 M9のエフェクターのフットスイッチは全部で6つで、横方向に3つに、縦方向に2つです。縦並びの2つのフットスイッチは同時には使用できません。例えば上段がオンの時に下段のスイッチを押すと、上段のエフェクターはオフになり、下段のエフェクターに切替ります。この組み合わせが横に3つ並んでるという仕組みになっています。ちなみにデフォルトだと左から右の順番でエフェクターがかかりますが、設定で右から左に変更できます。自分は右から左の流れに変更しました。

 何にせよ縦方向はエフェクターが切替わることを利用すれば、いちいちこのエフェクターをオフにしてからあのエフェクターをオンにするという作業をしなくて済みます。なので歪を縦に揃えて切り替える様にしたり、ディレイを設定違いのを用意して切り替えたりということが簡単にできます。

 

⚪︎良かった点3;音抜けが良い、バッファーが気にならない

 マルチエフェクターについて回るのがバッファーというもので、どうも音抜けが悪くなったり、音に変なクセみたいなのが付いたりするのですが、個人的にこのM9に関してはそれが気になりませんでした。多分各エフェクターの設定でしか音量設定ができないというのが大きい様な気がします。他のマルチエフェクターは全体のアウトプットの音量や音質を設定しますが、このM9にはそれがありません。これも使いやすいと思いました。

 

次から悪かった点です。

×悪かった点1:選べるエフェクト数が少ない

 完全に個人的な意見で、これは個人差があるでしょうけど、自分はコーラスエフェクターをもう2つほどあったら良かったのにと思いました。好きな音がなかっただけかもですが。新しく買ったHX EFFECTSは今の所ですが、その点に不満はありません。

 

×悪かった点2:複雑なエフェクターの切替ができない

 良かった点で縦方向のエフェクターで切替できるのが良いと紹介したものの、単純に2つのエフェクターの切替なら問題ないのですが、どうしても2つのエフェクターを同時に入替えたかったり、追加したかったりしたりすると、スイッチを同時に押したいという状況になって、切替が難しくなります。運が悪いと、同時に押したらチューナーが立ち上がるとか、モードが切替わる配置があったりするので、その点も含めて考えなくてないけません。これが一番不満で、買い替えをしました。また後日詳細を紹介できればと思います。(紹介しました↓)

soregs.hatenablog.com

 

×悪かった点3:保存できる音の数が24個と少ない

 前述の悪かった点2には一応対応策があって、モードを切替えると、6つのフットスイッチを全部違う音を割り振ることができます。ただ、そのモードを使うと、オーバードライブ一つ使うだけでも、一つの音(シーン)の設定になり、それにディレイを加えたいだけでも、違う音(シーン)の設定としなくてはいけません。しかもその音の設定できる数が24個。複雑な曲だと4曲分しか入れられないことになります。これも少なくて不便だと思いました。

 

×悪かった点4:同時に使用できるエフェクターが3つまでなのが少ない

 前述しましたが、M9は同時にかけられるエフェクターの数が3つまでです。4つ以上かけることはほとんどないですが、かけたいこともたまに出てくるので、一応リバーブを買い足したりしてどうにか対応してましたが、結果的には買い替えとなりました。

 

×悪かった点5:エフェクターの入換ができない

 例えば左端のフットスイッチのエフェクターを右のフットスイッチに移動したいということが出てきた時に、このM9にはコピーすることしかできません。右のフットスイッチに設定してたエフェクターは当然上書きされて消えてしまいます。まあ基本的に操作が簡単なので、また設定し直せばいいのですが、やっぱりちょっと面倒です。その点HX EFFECTSは簡単に入換できるのでありがたいです。

 

・こんな人にオススメ

 以上のことを踏まえると、オススメできる人はあまり複雑なエフェクターの切替をしない人、使う音の種類が少ない人、マルチエフェクターが苦手な人です。もう生産中止で中古しかなく、値段もそんなに高くないので、初めてマルチエフェクターを使う人にも良いと思います。

 

・まとめ

 最近買い替えただけあって、結構不満の多い結果となってしまいましたが、プロミュージシャンも使っているという話も聞きますし、環境が合えば使えるマルチだと思います。

個人的オススメiPad Air 第4、5世代用 キーボードケース紹介

今自分が使っているキーボードケースを紹介したいと思います。

個人的には完全にオススメです。

このキーボードケースも買ったのがiPad Air4とほぼ同時期なので、随分と時間は経ちますが、それほど大きな不満もなく使い続けています。

このキーボードケースも前回のiPad本体同様、良かった点と悪かった点を述べていきたいと思います。

 

⚪︎良かった点1、タッチパッドの操作がそこそこしやすい。

このキーボードはタッチパッドの操作が値段の割に、し易い方だと思います。実はこのキーボードを購入する前にもっと安い、ケースになっていないタッチパッド付きのワイヤレスキーボードを買っているのですが、タッチパッドの操作はしづらいし、2本指での画面スクロールはほとんど反応しませんでした。でもこのキーボードは完全に安定しているとは言い難いですが、ちゃんとスクロールもできますし、感度も悪くないと思っています。

 

⚪︎良かった点2、軽い。

このキーボードは結構軽く、Amazonの表記では590gですが、実際はもっと軽く460gほどでした。(汚い測りでごめんなさい)

自分は持ち運びはしないので、重くてもいいと思っていましたが、前に使っていたロジクールのワイヤレスキーボードは820gで、この重さは机の引出しから出すのすら億劫になるほどでした。その点このキーボードはそんなことなく軽々と取り出せます。軽いに越したことはないです。

 

⚪︎良かった点3、簡単に脱着できて、薄いケースを併用できる。

前述しましたが、自分にとってはこれが最高でした。自分はキーボードの使用頻度はそこまで多くないので、いつもキーボードが付いていると邪魔です。でもキーボードとケースが一体だとキーボードを取り外すとiPadを裸で使うことになります。それはちょっと抵抗があり、色々探して、このキーボードに辿り着きました。実際本当にきちんと機能するのか不安でしたが、大丈夫でした。縦置きは少ししづらいですが、できなくはないです。

 

では、逆に悪かった点です。

×悪かった点1、iPadの角度調整ができない。

この手のケースだとiPadの角度調整ができるものが多いですが、このキーボードケースでは角度調整ができません。楽な姿勢でタイピングしたいと思っても、角度が合わないと言うことがありますので、頻繁にキーボードを使う人にはもしかすると、向いていないかもしれません。

 

・まとめ

個人的には大満足のキーボードとなりました。自分の様にそこまで頻繁にキーボードを使わない様な人で、薄いケースを使っているか、ケースを使っていない、という人にはかなりいいと思います。もちろん頻繁にキーボードを使う人でも角度調整が気にならないなら、オススメします。

これと似たようなもので、ロジクールのコンボタッチと言うケースもあるのですが、Amazonのコメントにはキーボードを外しても重いというのがありましたし、何より高いので、こっちの方が個人的には断然オススメです。

いい買い物をしました。