何年か前に流行った本ですが、レビューしたいと思います。現在、自分が生きていく上での基盤となっています。細かい内容は抜きにして、こんな人が読むといいのではないかという自論を述べていきたいと思います。
・概要
自己啓発本ということですが、流れはアドラー心理学の先生である「哲人」と人生がうまくいっていない「青年」との対話形式です。青年が哲人に人生相談しているというような感じでしょうか。あまり本を読まない人でもとっつきやすいように思います。ただ、青年のテンションが穏やかではないので、そこで好き嫌いは分かれるような気がします。
・おすすめできる人
まず本のタイトルが「嫌われる勇気」なので、他人に対して嫌われることを恐れて、自粛しがちな人が読むのがいいと思います。それで且つ青年に共感できるような、人生がうまくいっていないと思っている人、人生を変えたいと思っている人にいいと思います。
・メリット
ひとつの生き方を示してくれます。生きることに勇気を与えてくれる本だと思います。生き方の基本がはっきりするので、生きやすくなるような感じもあります。
・デメリット
本当にこの生き方で人生がうまくいくか分からないです。他人を信用、信頼することが大事になりますが、残念ながら信じていい人が多いとは思えないです。少なくとも私の周りの大人たちは。
・読まない方が人
他人の不幸が好きな人には全く理解できない本だと思います。ドSのような人です。他人をいじめて楽しめる人などです。基本の考えが善良な人が読む本です。善良じゃない人も多いように思います。
・まとめ
私の考えにはガッチリとはまった本でした。他人を信頼できるような国になればもっといい国になると思うのですが、なかなか難しいです。日々、戦いです。